2025/02/25 18:22

こんばんは。とうとう寒波が終わりを迎えようとしています(Yahoo天気調べ) 明日からは最高気温が軒並み10度以上。最低気温も氷点下を下回らず、いよいよ春に向けて動き出す時が来ました。暖かくなると生きるもの全ての活動が活発になります。例外に漏れず、人間もそうです。特にライダーなんかは分かりやすく増えますよね(単純) 皆様が、何時ご来店されてもベストなお店を見ていただけるように心がけていますが、本日のデリバリーでさらに磨きがかかったラインナップになりました。


待ちに待った一点が、店頭で光を放ちながら佇んでいます。半年前に行った受注会にて散々擦りましたが、半年経っても気持ちが落ち着くどころか、それ以上に燃え盛っています。

服に興味がない人からすれば、24万のパーカー?! アホらしい。とでもなるでしょう。ある程度免疫がある服好きでも、なかなか手が出ない価格帯であるにも関わらず、デザインに特化してるわけでもなく、普通のジップパーカー。そうなるのが普通の反応であるし、重々承知した上でも、当店に入荷していると言うことは"そこ"を超えてくるものがあるから。頭が切れる人であればここまで想像することは難くないでしょう。

さて、では結局何が良いの?って話ですよね。税金は安い方がいいし、トイレは洋式のほうがいいし、寝具は肌触り良いものがいいし、宝くじも当たった方がいい。どうせ良い服買うならこのレベル1着を着回した方が良い。そう言うことです。はい、伝わるようで伝わらないかもしれないのでちゃんと説明しますが、根幹は前述の通りです。
キャメルスウェードを用いた普遍的なジップパーカーです。見てわかる通り、革物です。皮革製品が好きな方は"クラシック"にこだわる方が多いですが(僕も好きではある)、僕は"ネオクラシック"が現代(いま)であり、それをいろいろな解釈で楽しむ事がファッションを好きでいて良かったと思う瞬間の一つでもあります。ここでひとつ例として上げるのであれば、「革」の「服」と聞けば皆さんが頭に思い浮かべるのは革ジャンでしょう。
革ジャンについて語り出せば、こんなブログなんかでは書き切れないので端折りますが、The classic ですね。今でもファッションの最前線で活躍するなんて誰が予想したでしょうか。大して暖かくもない。基本的に硬い。それ故動きづらい。などネガティブ要素が数多くありつつも、未だに愛されている要因は様々にありますが、その大きな一つとして浪漫があると僕は解釈しています。ここも話し出すとキリがないので端折ります。それが現代社会での解釈で構築された結果がこのパーカーというわけです。
評価 4.2
ウェイト : ★★★★☆
プライス : ★★☆☆☆
サイジング : ★★★★★
シルエット : ★★★★★
ディティール : ★★★★★

・プライス
シンプルに24万円の買い物は服以外でもかなりの高額なので星2としましたが、物として見たときは星4です。純粋に1購入者目線でいえば20万切ってたら嬉しかったな〜というところです。

・ウェイト
革ものとしては圧倒的に軽いながらに、しっかりとした暖かさも兼ね備え言うことなしなんですが、コットンパーカーと比べると当たり前ですが少しだけ重いです。でも、少しです。何なら厚手のコットンパーカーとなら同じくらいかもしれません。なので実質、星5です。

・サイジング/シルエット
試着すれば分かります。

・ディティール
裏地に関しては、レーヨン/コットンを採用していますが、それ以外は全てレザーです。フードコードは編み込みのレザー。そして!!!!何より何度見ても感動できるレザーリブ。
これ全てレザーですよ?(狂ってやがる)なのでリブは一生伸びません。若干の馴染みはあれど、ビロビロになることはありません。早く20年ぐらい着たものを見てみたい。
そんなこんなで勝手に評価しましたが、何のストレスもなく、TPOもほとんど気にせず着れる革の服が入荷しました。ネックは値段のみです。それ以外で文句の付けようがないですね。そもそもあまり出回っていませんが、本革のジップパーカーがあれば見比べて見てください。安いには安いなりの、高いには高いなりの理由があるものです。安物買いの銭失い。僕の嫌いな言葉です。ケチるってよくない。

それでは。